2020年度 八ヶ岳合宿
こんにちは、帰りのバスで眠気と戦いながらブログを書いている山岳部一回生の沖村です😪
私たち立命館大学体育会山岳部は2月13日から2月21日の8日間、八ヶ岳へ登攀合宿を行いました❗️ 今合宿の目的は3月の横尾根に向けた岩と雪のミックス地帯の経験であります。 参加者 3回生:杉山、村田 2回生:浜田、市岡 1回生:沖村、藤井、原、大谷、和田、岡
0日目
京都駅~茅野駅 (夜行バス)
京都駅西口で通行人に白い目で見られながらゴソゴソ荷物チェックを行いました。
もう今更私は気にしません<( ¯﹀¯ )>エヘン そして隣のバスのディズニーに行くであろう男女の大学生の集団を横目に23時出発。
1日目
茅野駅~美濃戸口~行者小屋
茅野駅からタクシーで美濃戸口まで行き行者小屋まで徒歩で向かいました。道が凍っており、私は何度も転び少しいじける
明らかなキャパオーバー…
いざ出陣!
行者小屋到着!
2日目
行者小屋~赤岳~横岳~硫黄岳~赤岩の頭~赤岳鉱泉~行者小屋 今日はみんな楽しみバレンタイン!
ですが 山岳部は部員同士で行動食を交換... 今日は1回生と上回生の杉さんと浜田さんで八ヶ岳をアタックザックで縦走しました。 また、他の村田と市岡も小同心を登攀した後、横岳で合流し、ともに行動しました。 危険箇所として日の岳付近のトラバース地点などがありましたが、雪の状態が良くアイゼンもよく刺さったためFIXの必要はないと判断し、間隔を開けて慎重に行きました。赤岩の頭からはシリセードで滑れる所が何ヶ所かあり、めっちゃ楽しかったです‼️うひょーー
めっちゃ楽しいシリセード!原
3日目
沈殿
低気圧の影響から天候が崩れ、更に気温が高いことから雨が降りだしたので止む無く沈殿...。 テント内では部員同士でワードウルフなどをして時間を潰しました。
4日目
沈殿
今日も天候は良くならず沈殿...。天気図には2つ玉低気圧の姿が... 午後から天候が回復したため、体を動かしがてら、数人が赤岳鉱泉に行きました。テントと小屋の違いに一同驚愕
赤岳鉱泉にて至福のひととき
5日目
沈殿
前日、山テンから入手した午後から天候が崩れるという情報や、朝方の天候の崩れから3日目の沈殿を決意しました。3沈は正直キツかったですが、ここは耐えねば
6日目
行者小屋~赤岳主稜~文三郎尾根~行者小屋 前日の雨や降雪などから雪崩の危険性が高いことから沢にいる時間が長い石尊稜ではなく、雪崩の危険が少ない赤岳主稜に全員で行くことになりました。 まず浜田班(浜田、原、藤井)と杉山班(杉山、沖村)が取り付きに行き、1時間後に他の村田班(村田、和田)と市岡班(市岡、岡、大谷)の2班が取り付きに向かいましたが、先方の班がロープワークに手間取り大渋滞し、私は寒さに振るえていました。 1ピッチ、2ピッチを終え、3ピッチ目をコンテニュアスビレイで乗り越えましたが、3ピッチ目は時間がかかってもマルチしてもよかったと思います。4ピッチ目では、原、沖村の1回生がそれぞれリードをしたのですが、最後のチムニーを巻いて登ると、とてもロープの流れが悪くなり、大幅な時間ロスに繋がりました。そのこともあって登る予定であった阿弥陀岳に行けず苦い思いをしました。 また、主将の杉山さんはこの日学校の関係で早期下山。
1ピッチ目取り付きにて
赤岳頂上付近にて
7日目 行者小屋~石尊稜~地蔵尾根~行者小屋
3日目の雨以降の降雪量が思ったより少ないと昨日感じたため、石尊稜へ向かう沢の初めに弱層チェックを行い、雪崩のリスクは低いと判断した上で石尊稜へ向かいました。最初の取り付き発見に手間取り時間ロスしましたが、なんとか下部岩壁に到着し、2箇所の取り付きからそれぞれ市岡班(市岡、岡、大谷)と村田班(村田、沖村)が登攀を開始し、次に浜田班(浜田、原、藤井)が開始しました。下部岩壁は岩がとても脆く、浮き石も多いためリードを行っていた村田が1度落下しました。それでもなんとか1ピッチ目を終了し、2ピッチ目までの長い雪稜をコンテで登り上部岩壁に取り付きました。上部岩壁はそれほど難しい訳ではなかったです。他の班が来るまで赤岳展望荘で待ち、全班が揃った時間が16時半と遅かったので、雪崩に注意しながら文三郎尾根ではなく地蔵尾根を下り、行者小屋に向かいました。
沖村
8日目
行者小屋~美濃戸口~茅野駅
村田の足の状態が昨日の落下の影響で悪く、これ以上上回生が少なくなるのは危険であると判断したため、従来の渋の湯への縦走計画を取りやめ、柳川南沢から下山しました。
まとめ このように、天候悪化などがあったものの、なんとか1回生は予定であった赤岳主稜と石尊稜を登攀することが出来て良かったです。しかし縦走は出来ていないので、今後1泊2日の縦走合宿を入れて、少しでも縦走の技術を高め、3月合宿に挑みたいと思います。 最後まで読んでいただきありがとうございます🙇♂️🙇♂️ これからも日々精進していきますので、応援の程よろしくお願いします。
筆者:沖村