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20210907 個人山行:奥穂南稜と裏銀座縦走

かなり前の山行記録ですが忘備録がてら書いています。

奥穂南稜〜烏帽子岳まで縦走しました。穂高は荘厳で裏銀座は雄大で、どちらも好きです(知らんがな)。


期間:9/7〜14

山域:穂高連峰、裏銀座

構成:3回生 原、沖村、藤井、大谷、岡

文責:原


9/7

アルピコ交通さわやか信州号で上高地に降り立ち、岳沢に幕営。

その後アタック装備で天狗沢からジャンダルムへ向かった。高山病を発症しながらもなんとかピストン成功。

(これは原北岳高山病撤退事件の前です)

核心は天狗沢上部のガレ場で、ボロボロ崩れていく。

9/8

雨で沈殿。いちおう朝に取り付きまで行ったが雨なのでやめた。

雨で岳沢のテン場は小川と化す。運河を作って水を誘導した。その後は暇なんでテントに侵入してきたコバエを捕まえて過ごす。


9/9

岳沢9時雨が上がってから出発。

取り付きが小滝となっていたが、お助け紐で通過、草付きルンゼをドンドン登って行く。1pだけロープをつかった。

尾根に乗り開けてきたら、高山らしい登山となる。

基本的に尾根からそれなかった。晴れると気持ちいい☀️

15時山頂。穂高岳山荘からのピストン客で賑わっていた。

吊尾根を下り、テン場には日が暮れる17時半に戻った。岳沢小屋に追加で沈殿分を支払いに行き就寝。

2000円はきついっす。。。

物価の上昇にバイト代が全くついて行ってない。。。


9/10

縦走開始、吊尾根の登りが強烈な足に負荷をかける。

前穂から明神。前穂山頂にテント張れそう。

奥穂過ぎると槍が見えた。穂高岳山荘で雷鳥に遭遇。

本日は北穂まで、

北穂山荘はテン場から遠い。。。

しかし、このバロック小屋みたいなの好きだわ。ジブリにありそう。


9/11

雨が止むのをコーヒー1杯で中に入れてもらった北穂山荘で粘る。7時からなんと11時まで、ありがとう😊

大キレットは霧の中通過。

長谷川ピーク付近、めちゃ下る。

南岳のハシゴもなかなかの高度感だった。

南岳のメニュー、豚汁うまそう。今回は通過だがまたいつか(金があれば)寄りたい。

中岳以北は道幅が広く歩きやすい。槍ヶ岳山荘はすでに満員で1テンに3人収用することで対応。

9/12

西鎌尾根は昨日までとは一転、高山植物が豊かで滑らかな稜線、トレイルランナーとも多数すれ違った。

我も我もと調子に乗って走っていると、ザックの中でケチャップが爆発。地獄絵図となった。

↓双六岳付近より。

北鎌尾根や硫黄尾根、主稜線が槍を支える。

そんでカール地形が素晴らしい〜

三俣山荘で幕営。鷲羽が眼前に迫る。

9/13

ご来光を狙い出発。ミーハーなことはしたくないが、そうでもしないと退屈なほど山に飽き始めていた。

山頂にて。満足なご様子。

そこからも単調な登山道がつづて、、、

水晶へ寄り道

野口五郎の無骨なところが意外と好評

烏帽子で幕営。かなり標高が低くて暑い。岳沢以来虫に悩まされた。

だが、それもまたいいんじゃない

9/14

ゆっくり起床して烏帽子山頂から雲海を拝む。

下に見えるのは高瀬ダム、

さて奥に見える山はなんでしょう?

ブナ立て尾根を下山。急すぎて人生初膝が壊れる。

↓フィニッシュ!七倉温泉に浸かった♨️川に迫った露天風呂が風情あった。

夜行バスで帰郷。お疲れ様でした〜

コロナウイルス感染症の影響で禁止となった長期縦走という大学山岳部の醍醐味を、個人山行という形ではあったが実施できてよかった。

靴擦れ、膝の痛み、悪天候、栄養、装備の故障など、長い山行では必ず試練があるし、学び対策することで成長できるのも醍醐味だ。しかしながら、コロナウイルスによって世代交代が進み我が山岳部も合宿の短期化を好む傾向が強くなったことは、この達成感を知っている、古い人間からすれば寂しい傾向である。

RUAC
-立命館大学体育会山岳部-

縦走やクライミングなど、一年を通して山で活動しています立命館大学体育会の部活動です。

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