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20220429 GW合宿(D班):小川山

 

期間:4/29~5/5

構成:原(4)大谷(4)小泉(4)中倉(4)畦崎監督

分:中倉



ゴールデンウィークに総合的な登攀力を向上させることを目的とした合宿を行った。場所は小川山。日本屈指のクライミングスポットである。途中雨に降られることもあったが、天気に恵まれ、無事全工程をこなすことができたと思う。


DAY1 この日は移動日。BKCから先輩の運転する車に乗り込み、小川山を目指した。雨は降っていたが、気分はウキウキだった。


DAY2 お殿様岩の大貧民ルートにチャレンジした。1ピッチ目はIVと書かれていたので巻かずにトライした。内容は簡単な木登りからクラック、スラブのトラバースと具沢山だった。スラブの日当たりが悪く、いつにも増して緊張した。2ピッチ目はバンドを右上して、足がしっかりかかるぐらいの幅のクラックをのぼり、終了点は立木で取った。ここまで先輩方にリードをしてもらったので3ピッチ目は自分がリードをすることにした。1ピン目までが遠かったのでゼロピンを取ってから進んだ。1ピン目を取ってから2ピン目までが異様に遠い。ここまでランアウトさせられるのは初めてだった。最終的に撤退してしまったが、いい経験だった。

 

DAY3 天気が崩れるということで近くのボルダーでボルダリングをした。


DAY4 ここから4人になったので二班に分かれて登った。A班は小泉先輩、原先輩。B班は自分と大谷先輩だ。B班はソラマメにチャレンジした。ソラマメは5.9のスラブで、小川山で有名なルートの一つ。スメアリングが下手なので、ソールがボロボロになった。いつもパワーで押し切っているのでちゃんと丁寧に登るようにしようと、そう思えたルートだった。

 その後、監督おすすめのロングロングアゴー10bに挑戦した。最初は若干のレイバックやクラックなどパワー系ムーブで超えるとスラブが待ち構える。一回目はTOで挑戦し、見事登れた。登れた時はやはり最高だった。しかし、2回目以降は登りきることができなかった。パワーで普段登っているが、パワーもなかった。

 一方A班はガマルートにチャレンジした。途中2ピッチ目で何度か落ちたが、最後の7ピッチ目まで雪が積もる中登りきることができたのは最高だったと本人(小泉先輩)は振り返る。


DAY5 この日は妹岩にあるカサブランカと竜の子太郎を登った。カサブランカはTOで全員一度チャレンジした。途中の横に入った切れ目のところまではいけるのだが、そこからどうも体が上がらない。結局登れたのは監督一人だった。グレードが高いということもあり、近くのルートである竜の子太郎を登った。最初はぎりぎり足がかかるぐらいのクラック。その後、レイバックする。このレイバックが個人的には核心だった。原先輩はこのルートを何トライもして最終的に登りきることができた。昨日の自分と照らし合わせて見習うべきだと感じた。

 クラックのルートを中心に練習するようになったのは合宿に行く1か月前ぐらいからであるが、クラックは他のフェイスなどと比べると包まれるような安心感を感じる。改めて実感した。あとしっかりかかった時、うれしい。

                         (※竜の子太郎を登る小泉先輩) 


DAY6 この日はA班がソラマメ、B班がガマルートへ行った。ガマルートはすべてフォローで登った。ガマルートはかなりとりつきが混んでいたため、少し難しめのところからのぼりはじめた。1ピッチ目は難なくクリア。2ピッチ目がやはり核心だった。また、多くのクライマーがいらっしゃったので焦りも感じた。大谷先輩は最初少し手こずっていたものの、さすがの登りであっという間に登り切ってしまった。僕はフォローだったので難しい方のスラブの乗り込みにチャレンジした。見事落ちずに登れた。小川山で培ったスラブの技術が身についていると感じ少しうれしかった。このあと3ピッチ目を登り切り、4ピッチ目を探していたのだが、見つからなかったので懸垂ポイントから懸垂で降りた。


DAY7 西宮まで原先輩が運転してくださり、西宮で解散した。

 スラブをはじめ、ランアウトやクラックなどいろいろなルートに5日間で触れることができた。目標であった総合的な登攀力はついたと感じる。






RUAC
-立命館大学体育会山岳部-

縦走やクライミングなど、一年を通して山で活動しています立命館大学体育会の部活動です。

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